自然豊かで高低差のある座光寺には春の見所が満載です。南アルプスを望むように一斉に咲き誇るリンゴの花々。整然と並んだ青苗の上を颯爽と飛翔するツバメの雄姿。そして春の訪れとともに咲き誇る桜、桜、桜。南信州には一本桜が多くそれぞれ個性的な趣をもっていて、これらを巡る桜守の旅が好評です。この一本桜の中でも群を抜いて有名な「麻績の里舞台桜」が咲き誇るころ、舞台桜のある麻績神社では春祭りが挙行されます。
寛政年間から続く伝統的な祭りのハイライトは、梅王丸・松王丸・桜丸の可愛い三兄弟に惹かれて練り歩いた大きな屋台獅子が神社の石段をダン・ダン・ダンと駆け上がり、舞台桜のすぐ隣で獅子花を奪いに来た善男善女を振りほどこうと暴れまわる祭りの締めくくりの大立ち回りです。毎年大勢の見物客で賑わうこの祭りが済むと、農作業が本格的に始まります。

▲このページの先頭へ