食べる eat
○リンゴ
座光寺地区ではさまざまな種類のりんごが栽培されています。
・初つがる(日本で一番早いりんご)
・シナノスイート(シナノ三兄弟の一つで食味も良く、人気の
品種)
・シナノゴールド(シナノ三兄弟の一つで黄色いりんご。)
・秋映(シナノ三兄弟の一つで濃赤色のりんご。)
・サンふじ(りんごの定番。この地域で採れるふじは果肉が
柔かく、ジューシーで食感が最高)
農作業の省力化を図る為、新わい化栽培にも積極的に取り組まれています。
○ナシ
日本梨から西洋ナシまで幅広く栽培されています。
・幸水(南信州産ではトップバッターとして出荷される
赤梨。)
・豊水(甘味と酸味の絶妙なバランスが特徴の赤梨。)
・南水(南信州で誕生した品種。糖度は高いが果肉がしっかり
しているので、日持ちも良い晩生種。)
・二十世紀(上品な甘さとみずみずしさが特徴の青梨。)
・西洋ナシ(ル・レクチェやラ・フランスが主流)
その他にも「あきづき」等が栽培されています。
○モモ
寒暖の差が生み出す高糖度、高品質の桃が栽培されています。
・白鳳(果皮は赤っぽく、果肉は白色で果汁がたっぷりあり、
とてもジューシー。)
・あかつき(桃の中でも比較的糖度が高く、果肉がしっかり
している。)
主にこの二種類が栽培されています。
○市田柿
この地域で栽培される渋柿の品種で、干柿に加工したものが「市田柿」と呼ばれています。一口大で食べやすく、鮮やかなあめ色の果肉をきめ細かな白い粉が覆い、もっちりとした食感と上品な甘味があるのが特徴。
この地域の農家のほとんどが栽培しており、柿のれんは晩秋の風物詩のひとつでもあります。
また市田柿を使ったお菓子や料理もあります。
○座光寺饅頭
座光寺といえば饅頭と言うほど有名な土産品です。黒いこし餡を褐色のころもが優しく包んだ饅頭です。小麦粉に甘酒やふくらし粉を加えて蒸す饅頭は江戸時代から飯田町の店で盛んに売られていました。座光寺では1887年(明治20年)頃から作られています。当時は白色の甘酒饅頭でした。大正末期頃には、駅前から元善光寺にかけて10軒ほどの饅頭屋が並ぶほど賑わっていたようです。現在は2軒となりましたが、120年以上たった今でも人気のある土産品の一つとして販売されています。
○養魚(養殖アユ・コイの甘煮・アルプスサーモン)
座光寺では江戸時代より鯉の養殖が盛んでした。いたるところに湧水があり、製糸業から出る蚕の蛹が絶好の餌になったことからでした。最盛期の1965年(昭和40年代)には水産組合の会員は50件ほどありましたが、今では3件となりました。しかし、養殖の伝統はこの地に根付き、新たな地場産品としてアユやアルプスサーモンの養殖、コイの甘煮などが生産されています。