【麻績の里振興委員会】南本城の植物見学会を開催しました
麻績の里振興委員会では毎年この時季に、県史跡・南本城に自生するササユリをはじめとする里山の植物を観察する会を開催しています。
今年は5月21日(日)午前7時から地域の皆さん19名(内、小学生2人)が麻績の里舞台桜前に集合し、同委員会2班の浅野班長のあいさつの後、講師をお願いしている小林正明先生から「1年に一度、皆さんと一緒に南本城に自生するの植物を観察しながら初夏の里山を楽しんで巡りたい」とのお話がありました。
その後、麻績神社の杜に自生するアラカシ、スギ、ヒノキなどを目視したり、ヒメジオン(帰化植物)、コオゾリナ(茎や葉にある剛毛が剃刀のように鋭いことから名づけられた)、シロツメクサ(クローバー)などを手に取って観察しながら新緑の南本城に足を踏み入れ、神社の神事に使われるサカキ、雄株から雌株に性転換するというマムシグサなど南本城に自生する個性豊かな植物たちを観察しながら、小林先生の説明に足を止めつつ散策を楽しみました。
そして、案内看板を設置するなど私たち2班のメンバーが自生地を整備している長野県の絶滅危惧種の「ササユリ」は、今年は残念ながらつぼみのままでした。
明るい日差しが降り注ぐ斜面に咲くササユリの可憐な薄紅色の花は、もうしばらくお預けです。
私たち麻績振では引き続き、南本城に生育する希少植物などの保護活動を続けていきますので、一緒に貴重な植物を大切に見守っていきましょう。
以上、麻績の里振興委員会情報隊からの報告でした。