一本桜ウォーキングを行いました
地域には昨年、座光寺の花として制定された「しだれ桜」や立派な一本桜が各所にあります。 コロナ禍の中で、恒例の「麻績の里桜まつり」は規模を縮小して実施可能なイベントのみを行うことになりましたが、地域の一本桜を巡りながら春の景色や歴史ロマンに触れてもらおうと、住民の皆さんに呼びかけて「座光寺 一本桜ウォーキング」を開催しました。
昨夜来の雨が上がり春本番を感じさせる3月27日(日)、小学生や保護者の皆さん約27名に加えて、歴史に学び地域を地域をたずねる会、2000年浪漫の郷委員会及び座光寺公民館のスタッフが、開花間近の麻績の里舞台桜の前に集合。受付時には「麻績の里 座光寺を歩く」と「座光寺の花・銘桜ガイド」のチラシを一人ひとりにお渡ししました。
はじめに片桐・公民館長より「座光寺は、しだれ桜のほか歴史・文化が豊かな地域。ウォーキングも兼ねて楽しんでもいたい」とのあいさつがあり早速、舞台桜の前で7人の子ども桜ガイドの皆さんが4グループに分かれて、麻績の里 舞台桜・石塚桜のほか、県宝・旧麻績学校校舎、県史跡・南本城、国史跡・恒川官衙遺跡などを、マスク越しにはっきりとした口調でガイドしました。子ども桜ガイドの皆さんは3年連続(今年は音声のみのガイドの予定)で桜まつりでのガイドができない中、学習会を行うなど、この「一本桜ウォーキング」に備えて準備を積んでその成果を存分に発揮できました。
参加者の皆さんは普段見学できない竹田人形館内の錬場(檜舞台のある稽古場)を特別に見学させていただいた後、元善光寺の桜→上野のしだれ桜→水月庵(休憩)→いいちこ桜を巡りながら、2000年浪漫の郷委員会の駒瀬・ガイド部会長の説明を聴きながらご家族と、あるいはお友達とゆっくりと早春の景色を楽しみながら、2時間ほどかけて完歩し、全員無事に公民館に到着しました。
最後に、田口・歴史の会会長が「昨年は桜の散りはじめ、今年は開花前と時季の設定は難しいが、春の訪れを感じてもらう良い機会となったと思う。子供桜ガイドの皆さんが明るく元気に説明していただき、楽しいウォーキングができた」とあいさつしました。
今後も、四季折々の座光寺の風景や歴史資産などを、地域の皆さんとともに楽しく巡りたいと思います。
以上、2000年浪漫の郷情報隊からのお知らせでした。