地域の宝にふれる

2021年11月29日|イベント報告

11月26日、座光寺小学校4年生が旧麻績学校校舎(舞台校舎)の見学に訪れました。

4年生は、社会科の授業「郷土の伝統・文化と先人たち」の学習の中で、教科書に載っている愛媛県の話から、古くから残る建物を保存したり、伝統行事を守る方々の努力や工夫について学習しています。その学習をより深めるため、自分たちの住む地域の中にある文化財や伝統行事を調べることとなり、麻績の里振興委員会に依頼があり講師を務めました。

麻績の里振興委員会顧問の今村衛さんが、実際に舞台校舎の中で、建物の歴史や学校だった当時の様子を説明しました。県宝の旧座光寺麻績学校校舎は、舞台校舎と呼ばれるように、歌舞伎舞台と校舎を兼用し、明治6年に建てられた県内で一番古い木造の校舎です。
昭和59年に現在の場所に移転するまで使っていましたが、中に入ったことのある児童はおらず、ここが学校だったことを知らない様子でした。家に帰って、お父さんやお母さん、おじいさんやおばあさんに聞いてみようと興味津々でした。


今村さんは、「舞台校舎だけでなく、地域の中には、国史跡の恒川官衙遺跡、高岡1号古墳、県史跡の南本城城跡や石川除、飯田市天然記念物の麻績の里舞台桜などたくさんの「宝」があります。これを多くの方に見てもらったり知ってもらい、この宝をさらに輝かせるため、地域の皆さんで利活用を考えたり、大切に守っていく活動をしています」
「地域にとって皆さん(子どもたち)が一番の宝です。皆さんには、地域にある宝を知ってもらって、大人になってもふるさとを思う気持ちを忘れないで」と語りました。

以上、麻績の里振興委員会からお知らせしました。

一覧に戻る