河川等の水質検査の結果についてお知らせします
環境衛生委員会では、6月26日に地区内の5地点において、河川の採水を行い水質検査を実施しました。結果は以下のとおりです。
◆検査結果
採取日:6月26日(水)午後2時~3時 天気:曇り一時雨 気温:31℃
PH | BOD ㎎/l | 浮遊物質 ㎎/l | 窒素含有量 ㎎/l | 大腸菌群数 コ/l | |
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欠野沢川 | 7.3(7.5) | 1.5(1.9) | 27(10) | 2.5(2.6) | 810(410) |
白山下 | 7.3(7.4) | 0.9(0.5) | 16(7) | 2.1(2.1) | 510(170) |
水辺の広場内 | 7.6(8.3) | 2.0(1.2) | 51(9) | 1.2(1.4) | 770(300) |
土曽川(宮崎地籍) | 7.4 | 1.1 | 3 | 2.5 | 640 |
南大島川(高岡地籍) | 7.5 | 1.1 | 7 | 1.2 | 480 |
※( )の数値は昨年度の結果(R1.6.26採取)
①~③は昨年度採取した場所と同じ。④・⑤は新規実施。
検査項目について
PH…酸性・中性・アルカリ性を示す指標。河川の環境基準は6.5以上8.5以下。
生物学的酸素要求量(BOD)…BODが高いということは溶存酸素が欠乏しやすいことを意味し、10mg/l以上では悪臭の発生の障害が現れ始めます。最も広く使われている混濁の指標です。
浮遊物質(SS)…水中に懸濁している不溶解性の粒子状物質のことで、粘土鉱物に由来する微粒子や、動物性プランクトン及びその死骸、下水・工場排水などに由来する有機物や金属の沈殿などが含まれます。
大腸菌群…大腸菌群は一般に人畜の腸管内に存在するもので、これが水中に存在することはその人が人畜のし尿の汚染を受けた可能性があることを意味します。
◆結果について
座光寺地域では、第2次座光寺地域基本構想・基本計画において、地域内の小川を汚さないように努め、清らかな水が流れ、魚の棲める水質環境を保つため、BOD値2mg/㍑以下を維持することを目標に掲げています。
今年度は、飯田市環境アドバイザーの浅野清志先生にご指導いただき実施しました。
先生によると昨年より数値が高くなっているところがありますが、これは採取日の天候が影響しているそうです。当日は、雨が降ったりやんだりしていたため、道路の汚れや泥が雨で流れたことによります。また、採取場所の上流で草刈りをすると、草やごみが流れるため、これも大きく影響するそうです。いずれも問題ない数値とのことでした。
座光寺地区内の河川は、「生き物が住みやすい、全体的に良い条件の水質と言える」「毎年同じくらいの時期に検査し、定期的に確認できるとよい」とのアドバイスもいただきました。
地域の中には、きれいな湧き水が出ていたり、ホタルが生息しているところもあり、きれいな自然環境を感じることができます。これからも地域内の水質環境が保たれるよう、水質検査を継続していきたいと思います。
以上、環境衛生委員会からお知らせしました。