南本城の植物を観察する会を開催しました

2019年06月10日|新着情報

麻績の里振興委員会では毎年、この季節に南本城に自生するササユリをはじめとする里山の植物を観察する会を開催していますが、今年は梅雨入り早々の6月8日(土)の朝6時から地域の皆さんを含む11名が参加し、開催しました。

観察に先立ち、講師をお願いしている小林正明先生から「今にも降り出しそうな天候だが、南本城の森が新緑から常緑に変わりつつある中を散策しながら、ササユリなど段丘崖の森の植物を満喫して欲しい」とのお話がありました。

散策の途中で小林講師の説明を熱心に聴く参加者

 

その後、早朝の爽やかな空気の中、小林先生の説明に足を止めつつ散策を楽しみました。梅雨の花と言われる「野アザミ」、常緑のつる植物「テイカカズラ」、雄株から雌株に性転換するという「マムシグサ」、長野県の絶滅危惧種に指定されている「ムラサキニガナ」など南本城に自生する個性豊かな植物たちを観察しながら、ササユリの自生地では可憐な花に癒されました。

今年も可憐な花をつけたササユリを観察

 

薄ピンク色のササユリの花

 

梅雨の花 野アザミ

 

 

私たちは引き続き、南本城に生育する希少植物などの保護活動を続けていきますので、一緒に貴重な植物を大切に見守っていきましょう。

以上、麻績の里振興委員会情報隊・北村がお伝えしました。

 

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