竹田人形館便り
皆様こんにちは!
竹田人形館です。
新年始まって最初の3連休、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?^^
連休初日の1/7は、以前からお伝えしておりましたお正月のイベント、
「初春を寿ぐ 竹田人形館」
のイベント当日でした!
本当に、大!大!大成功!!のイベントとなりました~~!!!!
「立ち見でもなんでもいいから見たい…!」と直接お越しいただいたお客様も含めて、
全ての回で、きちきちの満席となり、
私達スタッフも、出演者の皆様も、本当に嬉しく気合いの入った1日でした。
ここ竹田人形館ができて約18年間、
そっと優しい微笑みをたたえながらも、
ずっと動くことのなかったゆきんこやふうこ。
そして、演じられることのなかった本舞台。
(※高いあゆみ(足場)の上で演じる舞台を「本舞台」と呼びます。)
ですが、当日、
会場の照明が暗くなり、
幕があき、
舞台を照らす灯りが落とされた途端、
そこには生きたゆきんことふうこがいました。
音声は全て録音の音源を使用し、音声に合わせて人形を操りましたから、
誰かが話しているわけではありません。
でも、ゆきんこもふうこも、喋っていました。
お互いを見て、動き、会話をしていました。
ゆきんこもふうこも、魂が宿っていました。
舞台の上だけは、お話の舞台である越後の雪国でした。
見ていて、思わず涙が出そうになりました。
お客様にも、公演後にそうおっしゃって頂く方が何人もいらっしゃいました。
彼らの魂はそこにいた全員に伝わっていたんですね…!
ゆきんこの一場面以外でも、
舞台の上で生き生きと歩き、飛び、跳ね、歌う人形たち全員が
久しぶりに外に出てきて動き回れる喜びにあふれているようでした。
動物の動きを限りなく近く、糸操りで再現できるように作りこまれている喜之助人形たちは、
本物のように羽ばたき、地に足をつけ、
そして軽やかに歌いました。
この「鶴の笛」の鶴も、まるでどこかの空からこの舞台に舞い降りてきたようでした。
上演後、
竹田人形座の鈴木友子先生が、
舞台の仕組みや、ご自身も約40年ぶりに本舞台の上に立ったことなどをお話下さいました。
身振り手振りを加えてお話されるお顔から、
先生の人形達への思いが伝わってきて、
今回この公演が開催できたことは、
人形達だけでなく、操り手の皆様にとっても喜びであっていただけたのかなと、
開催側のスタッフとして大変嬉しく思いました。
そして、竹田人形座の演目が終わり、
続いて特設舞台でのかわせみ座の上演をご覧いただきました。
かわせみ座の山本由也さんは、
元々竹田人形座で操演されていた、いわば竹田人形座の「卒業生」です。
竹田人形座で培われた技をさらに習熟、進歩させて、
時に愉快に、時に艶やかに、時にしとやかに、そしてダイナミックに
人形を魅せてくださいました!
竹田人形座の動きとはまた違った細やかさや美しさがあり、
この人形達もまた、舞台の上で息づく様子に、魂を感じずにいられませんでした。
かわせみ座については、プロフィールや作品紹介、今後の公演予定等、
こちらのかわせみ座公式ホームページに情報がたくさんありますので、
ぜひチェックしてみてください!
あとは、会場の様子を少しだけご紹介しましょう♪
こんな暗くてせまいところで、
あのゆきんこ達を操っていたなんて…信じられませんね!
竹田人形座全盛期に販売されていたポストカードを、
公演の記念にお持ち帰りいただきました。
今回、このような素晴らしいイベントを開催することができ、
職員一同、本当に幸せです。
出演していただいた皆様、
ご協力いただいた関係者の皆様、
本当にありがとうございました。
そして、何よりも、
このイベントを心から楽しみにして、駆けつけてくださったお客様皆様に、
心より感謝申し上げます。
楽しんでいただけましたでしょうか。
今回お越しいただけたお客様、
そして残念ながらお越しいただけなかったお客様、
ぜひ次の機会を楽しみにお待ちください^^
今回と同じ公演内容にはならないかと思いますが、
また皆様に喜んでいただけるイベントを開催できるよう、職員一同尽力致します!
今後、イベントを開催する際に通知を希望される方で、
イベントアンケートや当館芳名帳に記帳されたことのない方は、
ぜひ一度ご連絡ください。
なんだか、私の個人的な感想文みたいな記事になってしまいましたね…(・_・;)
それだけ良いイベントだったということで、お許しくださいm(_ _)m
あ、お箏、公演の合間のBGMとして弾かせていただきましたよ…
毎度のことながら、間違えまくりで…
こんな素晴らしい公演の合間に、本当にお粗末様でございました(>_<)
以上、情報隊員 竹田扇之助記念国際糸操り人形館 職員飯島 がお伝えしました。