「ごんがロマンツアー」に参加しました
私たち2000年浪漫の郷委員会(牧野光彰委員長)では恒川史跡公園整備の推進に取り組んでいますが、このほど恒川官衙遺跡について学び建設の始まったガイダンス施設(ごんが歴史交流館)の活用について考える機会として、飯田市教育委員会の協力のもと「ごんがロマンツアー」を実施しました。
10月26日(土)、史跡公園の清水エリアに集合した参加者18名は飯田市教育委員会文化財保護活用課の坂井さん、加藤さんの2名を講師に、まずは「CG作成中」というパネルで史跡公園全体の説明を聴き、湧水が復活した恒川清水からスタート。
一部、工事の完了した遊歩道(市道)を歩いて9月から工事の始まったガイダンス施設、発掘調査の完了した正倉院エリアを見学。参加者は整然と並ぶ礎石の標柱に1300年前の倉庫群の姿を想像しつつ、講師の説明に質問したりメモを取ったりしていました。
その後、整備が完了した正倉院北側エリア(郡衙の北の境界)を見学し、恒川清水会所に会場を移して古代のお金づくり体験にチャレンジしました。
恒川遺跡群周辺からは、都からもたらされた日本最古の貨幣「富本銭」や発行枚数が限られていた「和同開珎(銀銭)」が複数出土しており、この2種類の貨幣を実際に鋳造する過程を体験しました。
講師の説明の後、参加者は鋳型への流し込みや貨幣を取り出して磨く作業にチャレンジしました。
今後も当委員会の関係者や地元地区の皆さんだけでなく、広く座光寺地域の皆さんに恒川史跡公園とガイダンス施設に関心を持っていただき、一緒に「自然と歴史・文化を活かし育むまつづくり」に取り組んで行きましょう。
以上、2000年浪漫の郷委員会情報隊からの報告でした。