舞台校舎150年記念 演劇「さくらと舞台桜」と大鹿歌舞伎特別公演を開催!

2024年09月03日|イベント告知

明治7年(1874年)、座光寺の人々の歌舞伎舞台建設への熱い想いと学校建設の必要性から、歌舞伎舞台と学校を兼用する画期的な「舞台校舎」が建てられました。今年は、舞台校舎竣工150年の記念すべき年にあたります。

麻績の里振興委員会では、記念事業として舞台校舎を活用した2つの事業(公演)を行います。両公演とも素晴らしい内容なので、是非多くの方に観ていただきたいと思います。

演劇公演「さくらと舞台桜」

・日 時 9月21日(土) 19時~

9月22日(日・祝)10時~、19時~

9月23日(月・振)17時30分~

・料 金 大人2,700円(昼公演2,500円)/中学生以下1,500円(昼公演1,300円)

・内容・ストーリー

主人公の「櫛原さくら」は、祖父の影響で小さい時から「麻績の舞台桜」が好きで、祖父と同じく「桜守」という仕事に就きたい気持ちが心の底にある。でも現実の中では今の自分と将来への展望が見い出せずに葛藤する日々が続いている。そんなさくらを心配しながらも温かく見守る姉や祖母たち。そんな家族の愛情に見守られ、さくらは自分の進むべき道を見出していく。

☞座光寺が舞台の作品です。江戸時代、“暴れ天竜”の洪水から村を守るため苦労の末築いた堤防「石川除」、堤防の建設に端を発する川手と山手の争いや分村の危機、そしてその危機を救った舞台校舎、長く村人の暮らしを見守ってきた舞台桜、春の獅子舞や桜まつりなど座光寺の人には身近な内容も盛り込まれているようです。

☞演劇の他に舞踏や和太鼓、獅子舞とのコラボも見所。舞台校舎の幻想的な舞台空間の中で織りなされる異空間の創出も楽しみです。

・チケット購入

南信州アートラボ(野口)メール:nanshin.artlab@gmail.com

電 話:090-1123-9890

座光寺自治振興センター 電 話:0265-22-1401

チラシ「さくらと舞台桜」

 

大鹿歌舞伎 舞台校舎特別公演

〇日時 11月3日(日・祝)12時開場 13時開演(14時40分終了予定)

〇木戸銭 3,000円(自由席)

〇チケット販売・プレイガイド

・飯田市役所座光寺自治振興センター(電話0265-22-1401)

平日8時30分~17時15分(祝祭日除く)

・平安堂飯田店(電話0265-24-4545)/平安堂座光寺店(電話0265-23-4646)

〇座席について(全席自由席)

歌舞伎鑑賞のお座席は、舞台校舎前(「麻績の里 舞台桜」横)の広場(土の敷地)になります。ブルーシートなど敷物を敷いてあります。各自で座布団をご持参ください。

〇駐車場について

駐車場は会場周辺に臨時の駐車場を設けますが数に限りがあります。当日はお客様多数にて混雑が予想されますので、時間に余裕を持ってお出かけください。

※JR飯田線元善光寺駅から会場の舞台校舎まで徒歩15分です。

〇大鹿歌舞伎(国重要無形民俗文化財)

映画『大鹿村騒動記』でその名を知られる大鹿歌舞伎。役者、太夫はもちろん化粧、着付、床山などすべて保存会で行うことが評価され、地芝居としては全国に先駆けて国重要無形民俗文化財に指定されています。平成9年4月、舞台校舎の解体修理工事の竣工を祝う「こけら落とし」として大鹿歌舞伎が招待、演じられて以来27年ぶりの公演になります。

〇上演演目『「鎌倉三代記 三浦別れの段』

豊臣家と徳川家の最後の決戦「大坂夏の陣」(1615年)を脚色した作品で、作者は近松半二。豊臣方で活躍した実在のふたりの英雄、木村重成と真田幸村(信繁)の戦死を、劇中では、三浦之助義村という美少年の最期に象徴させた点に、作者近松半二の工夫があります。

【あらすじ】

舞台は近江国の三浦之助の母の住家。時は、坂本城(史実の大坂城)の 落城も明日に迫った、その前夜。北条時政(史実の徳川家康)の娘・時姫(史実の孫・千姫)は、敵方の武将三浦之助を慕い、三浦之助の母を献身的に看病しております。そこへ三浦之助が戦場から駆け戻ります。兜に焚きしめられた名香から、時姫は三浦之助の戦死の決意を悟り、せめて今夜だけは一緒に居て欲しいと懇願しますが、拒絶されます。絶望して自害しようとする時姫に、三浦之助は夫婦となる条件として「父・時政を殺害せよ」と命じます。…時姫と三浦之助。忠義と恋、そして親へ情愛の板ばさみになって苦悩する姿を描きます。

 

チラシ大鹿歌舞伎 舞台校舎特別公演

 

 

 

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