恒川官衙遺跡に関する学習会の開催とメタバース体験

2024年02月05日|新着情報

2000年浪漫の郷委員会では現在、整備が進んでいる史跡恒川官衙遺跡(恒川史跡公園)について地域住民の皆さんを対象に学習会を開催するとともに、ガイダンス施設での展示を予定している「メタバース」(注)の体験会を行いました。

(注)インターネット上の三次元で構成された仮想空間の中で、自分自身の分身であるアバターを介して自由に動き回り、ゲーム感覚で1300年前の伊那郡衙の中を体験するものです。

伊那郡衙の中を歩く役人のアバター

1月30日(火)に開催された学習会には約40名の皆さんが参加して、飯田市文化財保護活用課から①正倉院エリアの発掘調査の成果 ②来年度から整備が進められるガイダンス施設の実施設計 ③展示に関する基本方針(コンセプト) ④今後の予定 について説明があり、出席した皆さんから活発な質疑と意見交換が行われました。

説明に熱心に聴き入る皆さん

文化財保護活用課による説明

また、2月3日(土)、4日(日)に開催された座光寺地域文化祭では、恒川官衙遺跡ガイダンス施設の紹介とメタバース体験を行いました。

2日間で延べ4時間の体験会では大人の皆さん約25名のほか小学校・保育園の子供さんたちが約30名が実際にゴーグルを着けたり、コントローラーを操作して奈良時代の郡衙の様子をメタバース体験しました。

大人の皆さんにとっては初めての体験でアバター(伊那郡衙の役人)が思うように動かず、迷子になったり正倉院の堀にハマって動けなくなったりして悪戦苦闘(;^_^Aでしたが、普段からゲームで遊んでいる子供たちにとって操作は簡単なようで、「座光寺小学校はどっちの方かな?」とか「他の場所には行けるの?」とかすっかりメタバースの世界にハマり込んでいました。

メタバースを楽しむ子供たち

メタバースのゴーグルとコントローラー

これからも、史跡公園の整備状況やガイダンス施設の展示内容を情報発信して、地域の皆さんに親しまれ、活用される史跡公園を目指していきたいと思います。

 

以上、2000年浪漫の郷委員会情報隊からの報告でした。

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